at シネヌーヴォX
いよいよ、大阪ツアーも大詰め、まずは「素人の乱」の舞台挨拶です。これ上映後に行われたんですが、とにかくドキュメンタリー内での、松本さんの言動が自由かつ破天荒すぎて、今回のツアーの収穫はこの稀有なキャラクターの面白さを実感できたことかなと。舞台挨拶でもこれがいい味出してたわけですが。
まずはみんな揃っての自己紹介。先頭切った麻恵ちゃん、松本さんの魅力を語るべく登場させてもらいました、とのことなんだけど「東京から来ました」って言っちゃったもんだから、後に続く人がみんな「○○から来ました」って言っちゃう流れに。でも疋田さんの千葉除けば松本さん、辻岡さん、増田さん、とみんな東京じゃーん。増田さんは杉並区西荻窪から来ました、とかこまいこと言い出すし。増田さん、トークとなると、シネヌーヴォのMCのお姉さんはもちろん、誰も拾いに行けないようなところにパスをよく出すんだけど(笑)、それでもやっぱり司令塔で、こぼれ球をフォローして前線に戻すのもこの人が一番よくやってるんだよな。「素人の乱」に関してはなんつっても主役は松本さんってことで、密着撮影どうでしたか、という振り。これに対しても、困りましたね、とにべもなく言いつつ、撮影者はそもそも小道具借りに店に来た客だったとか、なし崩しに飲み友達になってなし崩しに撮影始まったとか、二年も撮り続けられて映画になっちゃって恥ずかしいじゃないですか、とかもうこの普通じゃないことが自然な流れで起きちゃってるのが、素人の乱界隈らしい、と思えてしまうように、たったこの二日でなっちゃいましたよ。疋田さん曰く、最初にアンモナイトの台本読んだ時、モデルの松本さんがどんなにクレイジーな人なんだろうと、思ったけど、実物とのギャップに驚いた、みたいに言ってたけど、それはもうホントそう思う。で、その自由な生き方絶賛タイム。麻恵ちゃんも有言実行の男子ですよ、とすっかり素人の乱シンパです。昨日の舞台挨拶に滑り込みセーフのエピソードも再披露。辻岡さんも、役作りの過程でドキュメンタリー見てる内に松本さんのことが好きになってしまって、とこれまた絶賛。でも本人は、これ見てると本当無法者みたいな感じですよね、と謙遜するでなくそのまま賞賛受け入れるでもなくいい感じのリアクションです。増田さんフォローして曰く、普段は常識的な人なんだけど、今回の大阪行きも、渋滞に会ってからスイッチが入ったとかで、そうなるとクレイジーなんだって。道交法スレスレな状態があったかのようなトークでしたが、これもまた増田流のネタが入ってるかもなので額面通り受け取らないように。リサイクル店に来る人が、みんなクレイジー状態を想像してきちゃうってのはなんかわかる。そしてウケる。
少し間を置いて、今度はさっきのメンツから松本さんを除いたメンバーでアンモナイトの舞台挨拶。今度の主役は辻岡さん。さっきに引き続いて、実在する人物である松本さんを演じるにあたって、書籍やDVDをチェックして研究したという話を。最低限のラインは守りつつ、こんな一面もあるんじゃないか、というあたりを出せるよう腐心したということらしい。けどまあ、難しく考えずに観てもらえたら、と。
疋田さんはまたしても話す内容飛んじゃった、と焦ってましたが、人生について考えさせられる、みんなの未来にとってプラスになる映画になってくれれば、と昨夜と同様の願いをなんとかきっちり語りました。
大塚さんは、映画の仕事に初めて深く関わった作品なので、すごく感慨深いです、というのが第一声。素人の乱とセットで見ることでより深くわかるし、貧乏人一騎みたいな勢いも伝わると思う、と。これはホントそうで、セットで見ると実にわかりやすく、興味深いところが多いです、やっぱり。
客席にいた松本さんもやっぱり再度呼ばれて、増田さんの要望で辻岡さんと並んで立つ。意外なことにこのツーショット初めてなんだって。全然似てないね、という話で、増田さんから昨日のワイルドバンチのトークでも出てた、敢えて似てない人にやらせたという狙いが語られる。辻岡さん的には会って役作りをしたかったらしく、撮影中にはみんなで松本さんを捕まえようとあの手この手を使ったけれど結局逃げ切られた形みたいね。なんかあれだ、ルパン体質だな、松本さん。ともかく、辻岡さんは会えないからこその想像力による役作りを余儀なくされたわけで、それがいいんだ、とまた増田さん。疋田さんにもも一度きちんと話が振られ、疋田増田での抹殺篇親子トークなんぞが展開されてました。
トーク内容的には他の回とかぶるところもありつつですが、その分繰り返し語られたことは印象に残りましたね。それになんと言っても今回は松本さんのキャラクターが圧巻だったな。本人を目の当たりにしたことで、映画をまた色んな眺め方ができて、もう何度目かの観賞だったけど、飽きることなく観賞しちゃったよ。中でもやっぱりどう役を作ってどう演じたか、という、辻岡さんには特に目が行ったので、舞台挨拶や、終演後の、二人のツーショットにはお値打ち感を感じたよ。ああいう時、写真ほとんど撮らない自分があのツーショットだけは撮っときゃよかったと今もプチ公開してるくらいっすわ。なんか以前にも目にして、今回も増田さんが言ってた「松本がジョン・レノンで辻岡がミック・ジャガー」っていうたとえが少し得心行った。なんか核になるパーツに共通のとこがある気がしますけども。
盛りだくさんすぎて、ちょっとめまぐるしいくらいの大阪ツアーでしたが、一つ一つをしっかり楽しめました。それってのもやっぱりそれぞれに個性的なメンツがしっかりポジション心得て動いてくれてたからだな、と思うんで、次回作の「沈黙の隣人」のプロモート活動や、このスタッフでの新作なんつのもまた見せてもらいたいっすね。ともあれ、車での長旅、みなさん無事の御帰還がまず何よりっすわ。観客も含めた関係各位、お疲れさまでした。
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