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劇団フジ地方巡回公演 「青い鳥」

at 石和町スコレーセンター

 またまた巡回公演。今回のロケーションは山梨は石和町でございます。もうこのくらいの距離だと遠いと思わなくなってきたな。実際電車で2時間強程度の行程で、かなり余裕持って最寄の石和温泉駅に到着。会場のスコレーセンターまでは距離あるけど、時間も充分あるから散策がてら歩いて行ってみるか、と思ったのが間違い。思いっきり道に迷う。なにしろ会場周辺は普通の住宅とぶどうやらの畑ばかりで、1度迷うと、ランドマークになるようなものが何もないのだ。道聞こうにもなかなか人影ないし、タクシーも走ってないし。交通整理してたおじさんに「すぐそこだよ」と言われて安堵したのも束の間、たっぷり500m以上歩いてもつかない。いかん、地方と都心部との距離感覚の違いを計算に入れてなかった。まあ開演ギリギリなんとか間に合ったけど、最後らへんはもうなんか泣きそうでした。

 と、いらん話が長くなりましたが、たどり着いた会場のスコレーセンターホールは、大雑把な見当で三百人規模というところかなあ、ほぼ埋まってましたね。出演する児童の家族だけでも結構な人数になるでしょうが、それにしてもまあ盛況。演目が「青い鳥」ということで、そもそもが児童向けの舞台作品であります。それもあって、会場の空気がこれまでに増して学校行事的に感じました。出演してた児童は、未就学くらいの年齢のちっこい子がほとんど。奇抜なアレンジなどもなく、割と原典をオーソドックスに舞台化してあったのではないかと。ギャグも抑え目だったですが、パンの精なんかは元のキャラがユーモラスなこともあって、笑いを誘うキャラになってました。役者さんは三銃士でリシュリュー演じてた方でしたな。パンの精って、自分の体をチルチルとミチルに食わせるという、アンパンマンのルーツみたいな奴なんですが、さすがにそのシーンは再現できないのか、この舞台ではなかったですね。あとは、チルチルミチルの飼い犬と飼い猫の精が、完全に擬人化された姿で、マジシャン風の出で立ち、ネコは出番も多いので印象に残りました。
 チルチルミチルの兄妹が旅するのは、夜の世界、木の精たちがいる森、未来の国。原典では死んだおじいさんおばあさんや兄弟たちと会う、思い出の国なんかもあった気がするけど、ま、そこらがはしょられてるのは、時間の都合でしょうね。内容的にもちょっと重たいし。ていうか、これかなり元の話うろ覚えだわ。寓話としてはやはりよく出来てるなというのは見てて改めて思いましたが。
 さて、麻恵ちゃんの役は光の精で、お供の精たちの中でも頭株の頼れる存在。キラキラの衣装も手伝って、パっと見ディズニー映画とかに出てくる女王様といった感じ。ノーブルで落ちついたキャラクターで、意外にこういう役ありそうでなかったですな。ちょっと新鮮でした。
 カーテンコールでは、出演児童も含めた全員が舞台上に揃ってご挨拶、いったん幕が降りた後、子供たちから主役のチルチルミチルの二人への花束贈呈があり。

 とりあえずこれをもって地方公演はひとまず一段落。せっかくの遠出の機会なので、観光とかもついでにしたいんですが、なかなか余裕のあるスケジューリングができませんなあ。まあ、今回は帰りほうとうとか食ってご当地気分をいくらかは味わったので、前2回の遠征よりはマシでしたが。つっかそんくらいしないとさ、昼カップラーメンだったしさ(会場周辺に手頃な食事処がなかったのだ)。

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