topprofile actress unit gravure event |  BBS LaLa♪Lu |

劇団フジ公演 「桜ちりなば」

at 新宿シアターサンモール

  劇フジの公演で、麻恵ちゃんを見るのは実はえらい久しぶりだったりします。
今回は三原じゅん子さんと高畠華澄ちゃんが出演。必然的にコアラ氏もオプションでついてくる、というわけで観る前から賑やかなイメージが。
 お話のほうですが、チラシにあった「クライム・ホームコメディ」「平成パルプフィクション!ではなく平成母娘談である!」といったコピーの通りの理解で良いかと。ちょっとチラシのあらすじを転載させていただきましょう。

 ここに一人の犯罪者集団を率いる女ボスがいる。弥生という。
ゆすり・たかりを専らにする、詐欺師グループのリーダーといっていい。
ある日、弥生の下に宅急便屋がきた。届け物は10才の女の子。
「あなたがママ??」弥生を母かと問う。驚く弥生………。
「子供なんかいないよ」
だが……、10年前の弥生の過ちが招いた驚くべき真実が次々と登場し、このグループも
弥生も、大きく運命を変えるのである。

 はぐれ者たちのリーダーになってる姐御キャラが三原じゅん子さん演じる主人公で、イメージまんまというか、あつらえたような配役なわけです。実際あつらえたのでしょうが。なので良くハマっておりまして、これまでそんなに演技派といったイメージはなかったんですが、さすが一線で活躍してる人は存在感違うなあと感じさせられました。とはいえ、代役を演ってた添田さんという方も、プレッシャーもあるだろうに堂々たるもんで、そっちの回も楽しめましたけどね。娘?役がセーラームーンミュージカルのちびうさ役などで知られる高畠華澄ちゃん。以前あいどる109に麻恵ちゃんと一緒に出たこともありましたね。タフなイタズラっ娘を元気良く演じておりました。この母娘の関係をメインに、他の人物の過去話などが随時挿入されていく展開。あ、ちょっと見直したというか、認識改めさせられたのがコアラ氏。演技は畑違いだし、観る前はどうだろうと思わないではなかったのですが、伊達にプロではないのだなあというところですか、結構笑わせてもらいました。
肝心の麻恵ちゃんは三原じゅん子さんの妹の文月役。ちょっとおバカでノリが良く、その実姉に対してコンプレックス混じりの深いわだかまりも抱いている、といった役所。
 コメディをベースに要所要所で泣かせに来るという構成で、これは以前見たお芝居もそうだったのですが、観ていての感情の振幅はそれほど大きくはなく、クスクスホロリといったところ。個性の強い登場人物が多く、それでいて、それぞれのエピソードがバラバラなので、もう一つ感情移入しづらい嫌いがありました。
何度か観てると、毎回小ネタとか結構変えてくるので、その辺りは楽しみどころ。アドリブっぽいセリフも多く、しくじったりアクシデントがあった時のリカバーも面白かった。千秋楽公演では、小道具の拳銃のマガジンが落ちてしまうということがありました。どの道そのシーンでは発砲しないんですが、拳銃構えてた人が「弾出ないじゃん」と行ったあと、すかさず拾い上げたマガジン差し出して「だって落ちちゃったし」とやったのは期待通りで笑いました。
 麻恵ちゃんは威勢がよくコミカルな演技が多かったんですが、後半は心情激白のシーンが見せ場。叫んで感情叩きつけるパターンを良く観る気がしますが、むしろその直前のタメの部分に試行錯誤が感じられて観てて面白かったです。一度最前で観た時は、ガヤのセリフなんかも聞けたし、細かい演技も見られてこれまた面白かった。回想シーンで当該人物にだけスポット当てて、他の人は動き止めて立ってる、という演出が多用されてたんですが、笑顔のまんま固まるところがあって、あれは姿勢維持も含めて大変そう。まあ演技においては基本っぽいですが、長時間だと若干苦しそうな人もいたし、やっぱり大変そうだ。
 最終的に姉の恋人を奪い取ってお終いで、主要登場人物中唯一ラストシーンで舞台上にいないのでちょっと後味悪いですが、麻恵ちゃんのパートでは姉妹の相克といいますか、血縁よりもエゴを優先させて幸せを掴むという姿勢を、主役の行き様との対比として打ち出すのが狙いと見えたので、あのラストで良いんだろうなと思います。
 次回はちょっとパターン変えて、笑いか泣きかどちらかに特化したものが観てみたい気もしますが、トータルで楽しめました。三原じゅん子さんの出演も麻恵ちゃんはじめ、劇団の人たちにとってもいい刺激になったんではないでしょうか。緊張もさだめししたんでは、とも思いますがこれは自分の先入観もあるかもしれない。(笑) ともあれお疲れさまでした。

♪ 戻る

topprofile actress unit gravure event |  BBS LaLa♪Lu |