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ひとりしばいナイト

at 渋谷 TAKE OFF 7

 ひとり芝居ナイトへの麻恵ちゃんの出演は、ちょうど1年ぶりになりますね。なので、自分が観に行ったのも1年ぶりなわけですが、出演者は前回とほとんどかぶっておらず、新鮮に見られたですよ。一人で複数のプログラムをこなしてる方が多かったですね。こんな感じ。

1 ・やる気あります!                     蔵重智
2 ・飲み屋の女                         岡部美紀
3 ・ちょっとドジな話                       SOMA
4 ・義眼                             平林芳金
5 ・のぶちゃん                          亀古のぶお
6 ・Always                            大塚麻恵
7 ・イライザ                            亀古のぶお     
8 ・月ものがたり                         蔵重智
9 ・Show Case                         岡部美紀
10・閉じ込める女                         胡舟ヒフミ
11・記憶屋                              高間望
12・大人相談室                         山本浩貴
13・夢の国                            SOMA

一本一本が短いですから、楽しめるかはテーマと波長が合うか否かって部分が大きい気がしました。
4の「義眼」なんて落語形式で語り口が面白かったですが、これ実際に落語にありますよね、確か。寄席で見たことはないので、なにかアレンジがあったのかは良くわからんかったですが。SFっぽい詩情のあるお話の8、テンポよく勢いのあった12あたりの演目が今回のお気に入りですか。主催のSOMAさんってのはやっぱり上手くて、13の「夢の国」ってのは一歩間違うとわかりにくいシチュエーションを、説明無しで流れの中でちゃんと理解させてくれて、演技もですけど、演出とか構成にも気配りが行き届いてる感じ。

んで、麻恵ちゃんのお芝居。ちょっと不正確かもですが、ストーリーを。


遊郭で舞を披露する娘。客は取らされてないということだから、江戸期の遊郭でいう、振り袖新造といったところか。身寄りもない彼女だが、ピアノを弾く青年「ゲンちゃん」と二人きりで語らう一時、心安らぐ。ピアノを学ぶゲンちゃんと一緒に海外に行ってみたい、と語る彼女。だがある日、これからは客を取らねば店に置かないと言われ、ゲンちゃんに思いの丈をぶつける。だが、ゲンちゃんを待つ彼女の元に来たのは店の人間だった。ゲンちゃんは娘を受け止めてはくれなかったのだ。結局客を取らされた彼女は、部屋に戻り、一人ゲンちゃんを恨み、かつ思って泣く。……時は流れ、遊女となった娘の姿が遊郭にあった。


音楽が重要なモチーフという話でしたが、劇中終始流れてたのはリストの「ラ・カンパネルラ」。よく耳にする旋律ですけど、自分は、本来のピアノ演奏という形で聴いたことあんまりなかったです。これに合わせて、和服姿で舞ってみせる辺りは、取り合わせの妙、趣深いものがありました。ので、筋立てのシンプルさに比して、雰囲気があったと思います。クライマックスでの演技などは前回のほうが激しくて派手でしたけど、個人的には、今回のほうがトータルで好み。……年々こういう話に対して閾値が低くなってきてるってこともありそうだな、というか、トシなんだろうな。(笑)

まあ、出演が度重なるとネタ捻り出すのも大変になってくるのかもしれませんが、まだまだ引き出しの中身はいっぱいあると思うんで、次があると良いなー、と言っときます。

 

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